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寝取られ彼女。
第2章 Tsuda Hiroki
なるほど…だからか。
幼なじみだから昂ちゃんなんて呼んでんのか。
…それより。
あいつとヤる位なら、俺が…
「じゃあ、俺と付き合お?」
そう言うと、ブランコに揺られていた亜衣が俺を驚いた顔で見る。
「へ…っ」
「風邪なら、俺が治してやるよ。そうじゃなくても…結構俺、亜衣の事タイプだと思ってたし。よかったら、俺と付き合って」
ブランコに揺られたまま少し考えてるらしい亜衣。
やがて、申し訳なさそうに俺を見た。
「少し…時間頂いていいですか」
時間?
「あぁ…いいよ。いい返事待ってる」
「ありがとうございます…」
ここでもう少し強引に迫ってたら。
俺は亜衣と付き合う事が出来てたのかな。
「…ん」
目を醒ました亜衣に微笑みかける。
「おはよう、亜衣」
「…んぁ、おはようございます…」
目をこすりながら裸の体を起こす亜衣の体を優しく抱き締め、首筋に顔を埋める。
「広樹先輩…?」
「ん…?」
この子が俺だけのものになればいいのに…
「…好きだよ、亜衣」
耳元で囁き、耳にキスをおとす。
再びベッドに押し倒し、唇を重ねた。