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寝取られ彼女。
第2章 Tsuda Hiroki
え、ええー…なんか嫌なんだけど。
この子が嫌とかじゃなくて、この体をあいつも食ってるって所がなんだか…
「あ!申し遅れました、あたし1年3組の三浦亜衣です」
亜衣、ね…1年か。
「俺は津田広樹。3年」
「さ、3年生っ!?すすすみません、授業…」
「あぁ、全然大丈夫。俺元々サボり魔だし」
「あ、一緒です!…っじゃなくて、あぁあごめんなさい…」
「や…だーい丈夫だって。寧ろ亜衣のが心配だよ、大丈夫なの?風邪ひきやすいって」
「う…ん、何ででしょう…しかもですね、あたし…薬効かないんです。どんな有名な病院や薬剤師が作った風邪薬でも全く効き目なくて、中学の時…風邪ひいて、付き合ってた男の子がお見舞いに来てくれた時、無性にセックスしたくなって…したら、風邪が嘘のように治っちゃって」
…何だそりゃ。
「それからも何度も試したんです。薬だって…どれだけ飲んだか分かりません。でも全く効かなくて、セックスしたら治って。汗かけばいいのかと思ってサウナに入ってもみたんですけど…逆効果でした、悪化して…半日彼氏とセックスして漸く治って」
…絶句。
半日…って。
「因みにインフルエンザにかかると…えと、…2日間。休みなしでセックスすると治ります」
ふ、ふふふ2日間!!
凄ぇ!
しかも休みなし!?
「それは…大変だな、薬も効かねぇの?」
「はい…毎年かかっちゃうんですけど、正しい時期に病院行って薬貰っても治らないです。だから病院は行かないようにしました」
…だよな、そうなったら行く意味ないもんな。
「多分…特異体質なんです。うちの両親も先祖もそんな症状なくて、あたしだけこんな不思議な事起こって。小学生までは普通だったんですけど」
「へぇ…」
凄ぇな、ほんと。
初めて聞いたよ、セックスしないと病気治らないなんて。
「じゃあ…え?瀬尾と付き合ってんの?」
「…へ?いえいえ!付き合ってないですよ、さすがにそれは危ないですからね~、…いや付き合う以上の事しちゃってるんですけどね」
あははーなんて笑ってるが、結構瀬尾とヤってるって事だよな?
…嫌だな。
「…好きな男は?いんの?」
「んー、…んん、いない、ですけど…強いて言うなら昂ちゃんですね。…あ、幼なじみなんですよ、あたし達」