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寝取られ彼女。
第3章 Akatsuka Yuito





例えば…初体験、とか。

何らかの原因で死にかけ、その時にたまたまセックスしたら、死にかけだったのが息を吹き返した。

ただこの仮説には問題点が山積み。

何らかの原因って何だ。

つーか死にかけなのにセックスなんてするか、とか。

でもこの仮説は違うとは言い切れねぇなと思った。

亜衣の母親にも話を聞きに行った。

亜衣は昔一度、本気で死にかけた事があるらしい。

熱もないのに、突発的に。

息も絶え絶え、ぐったりとして目も開かない。

呼び掛けにも答えず心音は最低値まで下がりかけて…

そんな時、亜衣の母親は藁にも縋る思いでその場にいた医師に声を掛けた。

「亜衣とセックスしてくれ」と。

事情を話し、その医師が独身だという事を踏まえた上で医師は…そのベッドで亜衣を抱いた。

結果亜衣は正常な心音を取り戻したらしい。

それが…小学2年の時。

そこまで死にかけだった亜衣は見た事がなかったらしく、その医師と一緒にいると亜衣の症状は治るのではないかと、その医師がいる病院を訪れたが。

その時から数年が経っていた為もあるが結婚しており、その言い出しは出来なくなった。

そして、もう1つの仮説。

…遺伝。

亜衣の母親にはこの仮説は否定されたが、俺はこの仮説が一番正しいと思っている。

母親は亜衣のような症状はなかったと言ったが、学生時代セフレが何人もいて、大学に進学し、付き合った恋人との体の相性が最高に抜群で、結婚まで至ったらしい。

…それまで、たくさんの男に抱かれていたらしい。

どうも体が疼き、求めてしまっていたのだと。

それが、現在の夫とセックスするとピタリとなくなり、夫のモノしか受け入れられなくなったらしい。

それは夫の方も同じで、今でもラブラブだといくつかのノロケ話を聞かせて貰った。

つまりは。

"一番体の相性が合う人間と結ばれる"…

その事により、亜衣の症状は消えるのではないかと考えた。

そして、その人間と生涯共に暮らす…

その人間が、俺であったなら。

俺が。

…俺、が。

黙っていられなくなった俺は、こんな実験を企てた。

・亜衣を1日抱き潰し、中を精液で満たす。

・亜衣の中を俺のモノで1日ハメて過ごし、俺のモノの形状にする。

・媚薬を使って亜衣を抱き、俺だけのものだという催眠術をかける。


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