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寝取られ彼女。
第5章 3P、4P




「ちょっと前に俺らに会った日のあともそう。…誰と電話してたの?その日こそ、音声聞き取れるカメラにしなかったのを、亜衣のケータイにGPS機能と盗撮盗聴機能をつけておかなかったことを恨んだ日はなかったよ…。2時間38分も電話して…しかもその後、シャワーして着替えて出ていって、朝まで帰って来なかったよな?」

怖くて、怖くて

ただ震えることしか出来なかった。

誰か

これを夢だと言って。

この3人に出会ったことすら、夢だと言ってください…

優しかった、かっこよかった3人の先輩は

狂気のストーカーと化していた…

「…本当…に、唯斗先輩と広樹先輩と竜也…なの?」

これが別人なら

まだ、…いや全然大丈夫なんかじゃないけど、まだあたしの心は救われる。

「…目隠し外そうか?」

これが、3人なら

あたしは…

後頭部に触れられ、結び目をほどいてるらしい誰か。

ふわりと目を覆っていたものが浮き、まずは眩しさでまともに目を開けられなかった。

目をこすろうと腕を動かそうとしても、ジャラ、と不愉快な音が響いて動かせない。

そして、慣れてきた目で、捉えたのは…

「っ…」

唯斗先輩、広樹先輩、竜也の3人。

だけど、だけど

いつもの3人じゃない…

みんなほとんど衣服を纏っておらず、目はギラついてて髪もボサボサ。

眼鏡越しの唯斗先輩と目が合い、慌てて逸らす。

そして…

壁中に貼られた写真に

大きなテレビで流されている動画に

怯えた…

いっそ死んだ方がマシだと思った。

「よく撮れてるだろ…亜衣、こんな格好で俺達に抱かれてんだよ」

「これなんて凄ぇよな、この精液の量。早く妊娠すればいいのに」

「すーげぇ、ほら…精液まみれ。ハンパなくそそられんね…」

見たくない。

身体を捩って視線を逸らそうとして

グチャリ

身体を動かした時に響いた音に寒気が走る。

そして臭う、あのニオイ。

「あぁ…、そういやそろそろ、シーツ洗濯しねぇとな。亜衣もお風呂に入れてやらないと…」

「っいやあああああああああー!!!」

あたしは狂った

狂ってしまった。

「はぁっ、はぁっ、…っひ、…ぁ、はぁっ」

もはや過呼吸になりかけた

それでもあたしに群がる3つの影

身体を転がし、覆い被さってきて

あたしは、堕ちていく…


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