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寝取られ彼女。
第6章 Seno Kouki
そして…
「久しぶり、昂ちゃん」
どうして、お前は
こんなにも俺のココロを掻き乱す?
「昂ちゃんと同じ、J大学に入学するんだ」
「会計士目指してるの。頑張って勉強して、昂ちゃんに見合う女性になりたい」
数年が経ち、ちょくちょく会ってはいたが
改めて亜衣と再会。
努力している亜衣は、輝いていた
他のどの女よりも、輝いて見えた。
もう迷いはない
亜衣…
亜衣が好きだ
好きで好きで、何年経っても
他の女を抱いてる時も重ねるくらい、亜衣が大好きだ。
亜衣の代わりに抱いていた複数の女
全部切る…1人残らず。
我慢して我慢して…セックスしないと治らない亜衣を前にひたすら我慢して、愛撫だけで何とか堪えて
いつかこの手で
せめて、亜衣が高校を卒業してから
亜衣を抱きたい
俺にしか感じない身体になるように
透明な鎖で雁字搦めに絡め取って
二度と離してやらない。
そう思っていた。
…それ、今じゃねぇ?
今、思いを伝えて…亜衣を俺のものにしたい。
「…ぁぃ、」
「大学に入学したら今度こそ恋したいなー!」
「…!?」
満面の笑顔で言われた言葉に、口から心臓が飛び出しそうになった。
え?
は?
…あぁっ!?
「…まっ、待て亜衣。お前、今…俺に見合う女性になりたいって言わなかったか…」
「え?なりたいよ?だって昂ちゃん、いつもあたしのこと子供扱いするんだもん。大人っぽい女性になりたいよ〜」
子供扱い?
「…」
子供扱い…
「…、」
あぁ
俺の
俺の馬鹿。
後ろにひっくり返りそうになったのを何とか堪えた。
『 大きくなったら昂ちゃんと結婚するの!』
『はいはい、分かった分かった。亜衣ちゃん…俺と結婚したいならな?もーちょっと大人になってからな?大人な女性になってから言いなさいね?亜衣ちゃんまだガキなんだからね?』
『昂ちゃん、あたし中学生になったんだよー!』
『おいおいやっとか…。俺はもう大学生だぞ?俺なぁガキには興味ねぇの、ボンキュッボンな大人なお姉さんが好みなの』
『わぁ、昂ちゃんがいるー!え、保健体育?保健室の先生っ!?生徒に手出しちゃダメだからね〜?』
『バーカ何回も言ったろ。俺はガキに興味ねぇの!』
走馬灯のように甦る…俺の亜衣への「ガキ」呼ばわり。