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寝取られ彼女。
第6章 Seno Kouki




「…悩み?…、悩み…ううん。…何もないよ」

ニコリと笑って首を傾げた亜衣

「…そうか。何かあったらいつでも言えよ」

俺の言葉にそっと目線を下に逸らし

ゆっくりと口角を上げて

小さく頷いた。

この時、もっと

答えるまで亜衣に問い質して

3人の男に貪られ続けていることを聞き出せてれば

亜衣のココロは壊れずに済んだのか?







「昂ちゃん。会いたい…」

そんなある日のこと。

微睡んでいた俺に掛かってきた電話

誰だよ、と思いつつ画面を見ると愛しいあの子からで

眠気が吹っ飛んで起き上がり、思わず正座し電話に出た。

「もしもし。…亜衣、か?」

俺から電話することは多々あっても

亜衣から電話してくれることは今までなかったから。

興奮するココロを懸命に抑えた。

すると、掠れた声で紡がれた、その言葉

…どうしたんだよ。

亜衣。

それから、亜衣の嗚咽が響いてきて。

しばらく、その嗚咽を聞いていた。

泣き続けていた亜衣は落ち着くと、再び

「昂ちゃん…?」

と俺を呼んで。

「…ん。落ち着いたか…どうした?」

「あのね…」

そこから話された、相手の名前は明かされなかったが高校時代の亜衣のこと。

途中から、握った拳が震え始めるほど憤った

高校時代…具合が悪くなるといつも、俺がいる保健室を訪れていた亜衣。

「昂ちゃっ…、ぁ…、キスして…っ」

亜衣は、新しい環境に慣れるまでよく熱を出していた

それを、薬なんてモノはこいつに効かないから、身体で慰めて治めてやるのが俺の仕事で。

授業中の時間帯に飛び込んで来ては、資料を眺めている俺の膝に飛び乗って。

潤んだ瞳…唇、真っ赤に火照った小さな可愛い顔で

またか。

そう思って、一旦亜衣を抱き上げベッドに下ろし、扉の鍵をかけて外のカーテンを閉めに行く

亜衣が座るベッドの周りのカーテンを引いて隠しながら、亜衣の身体を押し倒し…

柔らかな唇に口付け、舌を捩じ込んだ。

亜衣の唾液は、俺にとっては媚薬のようで

亜衣とキスする度、その続きを望んだ

だが。

俺は高校教師

亜衣は生徒

禁忌を犯すようなことはあってはならない。

…キスする時点でイケないことではあるが。


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