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花の踊り子
第1章 LIVE
圧巻のLIVEだった。
開演とともに別世界へ連れて行かれた。
圧倒的な存在感。
誰もが見惚れてしまう美貌。
激しいダンスを息ひとつ切らさず踊りきる。
踊りながらもブレない声量。
時折見せる可愛らしい笑顔。
キレのいいダンスを踊る時のクールな表情。
開始からLIVEの最後まで、まったく衰えないダンスのパワー。
LIVEのセットも演出も、曲も、ダンサーたちも、全てが1つの世界を作り出していた。
「ーすごいー…」
今まで何度もCDやLIVEDVDで見ていたけれど、実際に見るとこれほどまでに凄いとは…
こんなに可愛らしく、こんなに美しく、こんなに凄いことが出来るなんて。同じ人間とは思えなかった。
2時間はあっという間に過ぎ去り、アンコール。
花もユキも、声が枯れるまでLIVEを楽しんだ。
「…夢のような時間だった…!」
LIVE会場から少し離れたところで、駅周辺が空くのを待つため、ウットリと夜空を見上げながら花が言う。
「…。」
「ユキ? どうしたの?」
「決めた!私、入るわ!」
「えっ⁉︎何に?」
ユキはツカツカと人の波に逆らいながらLIVE会場の方へ歩いて行く。
「めっちゃ凄かった!私、すっかりファンになっちゃった!」
なんと、ユキは1度見たLIVEですっかりファンになったらしく、ファンクラブに入会するという。
LIVE会場の前のテントで手続きを済ます間も、ユキはいかに凄かったかを興奮気味に語っていた。
「ファンクラブに入ればさ、LIVEのチケットも取りやすくなるだろうから、また来ようね‼︎」
ユキは早速、次のLIVEの計画まで立て始めたのだった。
開演とともに別世界へ連れて行かれた。
圧倒的な存在感。
誰もが見惚れてしまう美貌。
激しいダンスを息ひとつ切らさず踊りきる。
踊りながらもブレない声量。
時折見せる可愛らしい笑顔。
キレのいいダンスを踊る時のクールな表情。
開始からLIVEの最後まで、まったく衰えないダンスのパワー。
LIVEのセットも演出も、曲も、ダンサーたちも、全てが1つの世界を作り出していた。
「ーすごいー…」
今まで何度もCDやLIVEDVDで見ていたけれど、実際に見るとこれほどまでに凄いとは…
こんなに可愛らしく、こんなに美しく、こんなに凄いことが出来るなんて。同じ人間とは思えなかった。
2時間はあっという間に過ぎ去り、アンコール。
花もユキも、声が枯れるまでLIVEを楽しんだ。
「…夢のような時間だった…!」
LIVE会場から少し離れたところで、駅周辺が空くのを待つため、ウットリと夜空を見上げながら花が言う。
「…。」
「ユキ? どうしたの?」
「決めた!私、入るわ!」
「えっ⁉︎何に?」
ユキはツカツカと人の波に逆らいながらLIVE会場の方へ歩いて行く。
「めっちゃ凄かった!私、すっかりファンになっちゃった!」
なんと、ユキは1度見たLIVEですっかりファンになったらしく、ファンクラブに入会するという。
LIVE会場の前のテントで手続きを済ます間も、ユキはいかに凄かったかを興奮気味に語っていた。
「ファンクラブに入ればさ、LIVEのチケットも取りやすくなるだろうから、また来ようね‼︎」
ユキは早速、次のLIVEの計画まで立て始めたのだった。