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夢を叶えて?ぺコリーヌ☆
第3章 マイ・ラブリー・テディベア
一瞬バチっと電流が走ったような感覚がした時、何かに足首を恐ろしい怪力で掴まれた。
声にならない悲鳴をあげて口からパンが落下する。
地面に波紋の様な穴が空き、茶色い毛むくじゃらの二つの手が僕の両足首を持ち更にヌヌヌと音を立てながら茶色い頭の様な物が現れる。
「ひっ――ひいい」
カラカラに渇いた喉から情けない叫び声が出た。
茶色い物体の全貌が明らかになる。
丸い耳に丸い顔、丸みを帯びた体。
つまり全部が丸い。
何かを掴む事が不可能ではないかと思われる丸まった手先。
黒い愛らしい目。
僕は絶句した。
「…………ジャ、ジャム……何で?」
鈴木家にある一番古い物。
オカンが幼稚園の頃から大切にしていて、未だに家族の一員のように家の中に居座るクマのぬいぐるみだ。
見上げるくらいの大きさに巨大化したジャムは、ひゅるひゅると小さくなり、制服のポケットに納まる。
呆気に取られてそれを見つめていたら、耳元で息を吹き掛けられた。
「ぎゃあ――」

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