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繋がれた鎖
第4章 処女喪失
バスルームに連れてきてもらったが何もする気になれなかった

ただ身体が重くてだるかった

歩けない私を運転手さんは自分の服を脱いで

大理石でできた広いバスルームの中に

運んでくれた

運転手さんが真っ裸なのも特に気にもとめなかった


身体にかけられたザーメンの臭いが
はなについて、吐きそうだった

かなりな量も飲んだ気がする

運転手さんは私の身体を丁寧に優しくあらってくれた

身体につけられた無数の傷が少し滲みた

髪も高級そうな香りのシャンプーで洗ってくれた

滴り落ちる水滴を感じながら、ふとっ前を見ると

運転手さんが声を出さずに泣いていた

私は考えるより前に運転手さんの頬を
右の掌で覆った

「…どし…て。なく…の」

うまく声が出ないので、それだけ声を絞り出して聞いた
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