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繋がれた鎖
第1章 最悪の卒業式
私は花井咲(はないさき)15歳
この春目指してた進学校に入学がきまって

やりたいこと、目標が達成できると
意気揚々としていた

咲「お父さ~ん、こっちこっち~」

私は大好きな父を大勢の保護者から見つけて
ぶんぶんと手を振った

父の花井優一(はないゆういち) 47歳
某大手会社役員

優一「ここにいたのか。探したよ(笑)」

男なのにエクボが出来るのが特長の優しい笑顔だ

咲「中学校の制服着るのも最後だし、皆と写真撮ってたの

ねぇねぇ私の答辞どうだった?」


優一「あぁ…なかなかしっかりした挨拶だったよ
だが、お父さんの方が緊張したよ」

咲「お父さんが~(笑)」
少し笑ってしまったが照れくさかった

有難う…そういうつもりだったが照れて言えなかった

咲「そう言えばお母さんは?
一緒に居たんじゃ無かったの?」

優一「さっきまで一緒に居たんだが
となりの田中さんにつかまって
ずっと話してるから俺だけでてきちゃったよ」
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