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繋がれた鎖
第1章 最悪の卒業式
咲「うっわ~っ、大変」
隣の田中さんって言うのは、前年度のPTA会長で
話が長いことで有名なひと
悪気はないんだけど、人のアラばっかり言うからお母さんは苦手らしいけど
お母さんは一緒に役員をして、かなり気に入られてるらしい
あ、お母さんがやっと出てきた♪
まだ田中さんと話してる
仕方ない、助け船だすか(笑)
咲「お母さん」
私は田中さんとお母さんの間に割って入った
田中「あら~咲ちゃん、卒業おめでとう
答辞素晴らしかったわ~、おばさん感動しちゃったわ」
咲「有難うございます、答辞は凄く考えたものなので
そう言ってくださると嬉しいです
申し訳ないんですがお世話になった先生方に母と挨拶したいので、失礼してよろしいですか?」
田中「あら、そうよね。こちらこそお引き留めしてしまってご免なさいね」
咲「有難うございます」
母「こちらこそ、申し訳ありませんでした
有難うございます」
二人で父の所に歩きだした
咲「良かったね」
母「有難う♪助かったわ」
花井迪子(はないみちこ)45歳
優しくて穏やかな人。人がいいのが取り柄だ
三人で卒業式と書かれた看板を背に写真を撮った
隣の田中さんって言うのは、前年度のPTA会長で
話が長いことで有名なひと
悪気はないんだけど、人のアラばっかり言うからお母さんは苦手らしいけど
お母さんは一緒に役員をして、かなり気に入られてるらしい
あ、お母さんがやっと出てきた♪
まだ田中さんと話してる
仕方ない、助け船だすか(笑)
咲「お母さん」
私は田中さんとお母さんの間に割って入った
田中「あら~咲ちゃん、卒業おめでとう
答辞素晴らしかったわ~、おばさん感動しちゃったわ」
咲「有難うございます、答辞は凄く考えたものなので
そう言ってくださると嬉しいです
申し訳ないんですがお世話になった先生方に母と挨拶したいので、失礼してよろしいですか?」
田中「あら、そうよね。こちらこそお引き留めしてしまってご免なさいね」
咲「有難うございます」
母「こちらこそ、申し訳ありませんでした
有難うございます」
二人で父の所に歩きだした
咲「良かったね」
母「有難う♪助かったわ」
花井迪子(はないみちこ)45歳
優しくて穏やかな人。人がいいのが取り柄だ
三人で卒業式と書かれた看板を背に写真を撮った