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繋がれた鎖
第2章 監禁
お父さんとお母さんには親戚がいない

二人とも施設で育ったって言ってた

だから田中さんがお母さんに頼まれてたのよって

お葬式の準備やら細かいこと全部をしてくれた

お父さんの会社の人達も皆家族ぐるみで付き合ってた
優しい人達ばかりだ

お父さんとお母さんの人柄の良さの賜物だね

ホントに尊敬してる


回りの大人たち、友達が私のことを心配してくれる
有難う。心配してくれて

でもこの先どうしていいのか解んないんだ

二つの棺と二枚の遺影が並んでる前で大声だしてまた泣いた

大きな黒い扉が開いて棺を呑み込んでいった

次に扉が開いた時は寝たままの骨だけが運ばれてきた

どっちがお父さんでお母さんなのか解んないね

外に出ると急に雨が降ってきて田中さんがお父さんとお母さんが別れを惜しんだ涙かもしれないって言ってた

二人とも涙もろいから、そうなのかもしれない。
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