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繋がれた鎖
第11章 外出
「社長…?」


night「お前の養父で…俺の実父で三鷹グループの代表取締役だ」


「養父?…養父って…なに?意味がわかんない」

night「お前は天涯孤独だからな…
父が養子にしたってだけだ」

「どうして?…勝手に…なんでそんなこと?」


night「めんどくさいな。今話してるだろ?
とにかくお前は 俺と兄妹になって、親に会いに行くってことだ」

「私の父はたった一人よ!勝手にそんなことするなんて…」

ガシャ――――ン!!!

目の前に割れた花瓶が散乱していた
nightが投げつけたものだ

恐る恐るnightを見ると

今まで見たことのないくらい冷酷な目で咲を 睨んでいた

night「ここで血塗れになって死にたいか?
お前が望むならそうしてやってもいい
嫌なら黙ってろ」

咲は震えがきて何も言えなくなってしまった

黙った咲を横目に秘書に車に乗せて社長宅に行くように指示した
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