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溺れていくオンナノコタチ
第2章 映画館 ~すみれ~
パタパタ・・・。
あれえ?人来た。なんだあ・・・私一人じゃなかったのか。残念!

そーっと来た人を見てみると・・・。
わ!二人揃ってなかなかイケメンじゃない?これは、すみれ的Bレベルと見た!
ラッキーかも?

私ってホント、お調子者。

「わあ!」
「きゃあああ!」
冷たい!じ、ジュース?
「すみません!ふ、ふきます」
「いいです、大丈夫」

あーあ。せっかく家かえってお気に入りのワンピースにしたのに・・・ってええ!?
す、すけてる・・・。ブラジャーがまるみえだ。

「ふきます」
いつの間にか男二人は、私の両隣に座っていた。

「いいです!」
「でも、風邪ひくよ?」

ジュースをこぼしたやつの友達らしき
茶髪男が言う。

「ひかないわよっふぁ、くしゅっ!」

・・・・。男二人がニヤニヤしている。そんなにふきたいの?
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