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視線の先にはあなたが
第1章 最悪すぎる…
そわそわと落ち着きのない

「翠、いよいよだね~今日言うんだね~」

「うん~やっと答えがでたから」

同期で同じ部署の保と3年付き合いってついこの間プロポーズされた

今日受けるって言うんだ
顔あげたら保と目があったけど、気まずいのか目をそらした。

「翠、保なんだか態度がいつもと違うんだけど」
「そう?変わらないと思うよ…」

なんて話をしていたら
保からメールが来た
ちょっと大事な話があるから、抜けて会社前の喫茶店に来て欲しいと…

「ちょっと抜けてくるね~」


喫茶店について保を探し座って保の横を見たら
またもや、前の彼を奪った女性受付嬢の友美がいた

「保なんの余興?」

「実は、こいつ 妊娠した見たいなんだ、だからこの間の話なかった事にしてくれないか?」

「なんで?3年も付き合った結果こうなの」

「ごめん、そういう事だから」

「そう?おめでとう~今度こそ、だよね友美さん」

何にも声が聞こえないってこういう事言うんだ

外は夕立で土砂降り
翠は夕立の中をさまよっていた。

「おい~あれ 上原のとこの…」

「青葉 翠だ…今日浮かれていたはず…」

神原さんが傘を差し出した
「君、濡れてしまう、傘指したまえ」

「いいんです。泣くのにちょうどいいから」

「何故なんだ?」

「今日プロポーズの答えを言うつもりでした。でも、私以外の女性を妊娠させたから、話はなかった事にして欲しいと…私の3年は簡単に断ち切れない…なんであの受付嬢私からいつも彼を奪っていくの?これで何人目?全て妊娠させたからって…」泣いて泣きまくった
「青葉、もう戻らずそのまま早退しろ、荷物は持ってくるから」

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