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視線の先にはあなたが
第5章 また始まる平穏
にわかに賑やかになって来た部署内

「部長、おはようございます」
あちこちから挨拶

ふと見たら、いない
いつもの席に翠が
「今日青葉さんは…」
「ボード見てください」真っ白けなんだけど…昨日何にも言わなかったが遅刻かな?

昨日の言葉を思い出し
最後の晩餐…あいつまた1人で…

「翠…昨日引っ越ししたから…」
「聞いてないぞ」
「そりゃ1部長で関係ないから言わんでしょう普通に…」

「部長、差しでがましいですが、翠さんふられるたびいつも休み取りますから心配しないで見守ってください、すぐ休みたかったんだと思いますが立て続けにおこれば…」
そうか?だから有給頂戴て言ったのか?悪いことしたな~

「上原、翠さんから来たんだが…まだ保留しておくから」

「退職願い?嘘だろ?保留してくれたらありがたい」

しかしそれすら、あいつの仕業かな?どこまでする気なのか

「なあ一度2人であの女にあったほうがいいのかも」

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