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オレは佐藤
第4章 花見
「あれ、相原?」


「お早うございます、主任。」


にこやかに挨拶をしながらシートに上がってくる。


「ああ、お早う。」


オレ、相原って苦手なんだよな。


ほら、可愛い見た目だからか、チヤホヤされて来てるのがわかる子。
皆が自分に惚れてるとか思ってるような感じ?


今も、やたら近い場所にきて座ったし。


「まだ、花見まで大分時間あるよ?」


だから、帰ろうか。


「主任一人じゃないですか。だから差し入れ持って来たんですよ。」


「おう、ありがとう。」

差し出されたコンビニ袋を受け取りながら、営業スマイル。


相原め、それを見てニヤリとしやがった。


オレはひとまず起動仕掛けたゲームをやめ、仕事をすることにした。


ゲームやってんの、一部しか知らないからな。


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