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第5章 花見の後

止まらないと言われ、肯定するとホッとしたように微笑んだ佐藤さんがすごくかっこ良かった。


正直、佐藤さんはイケメンだと思う。

それなのに、彼女が未だに一人も出来て居ないのが不思議でしょうがない。

まあ、何となく分からなくもないけど。



今日で、まだ、２回目だと言うのに、佐藤さんの指はわたしの感じるところを知っているかのように動いている。


「可愛いな…。」


時折、ポツリと囁く低い声はわたしを昂らせる。


頬や首に落とすキスは、本当に大切にされているように優しくて甘い。


指使いも力加減が絶妙で、簡単にわたしを絶頂まで押し上げていく。


「あっ…や…」


指がクリに達した時には、大きく背中を反らせてしまった。


だめだ。また、あのときのように何かが押し寄せてくる。

それを何とか佐藤さんに伝えるが、指は止まらない。むしろ…



じゅぷ…



中に入ってきた。