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王子の甘い罠
第4章 甘
「昨日の噂聞いた?」
「いや」
自分の噂ぐらい把握しておきなさいよ。
なんて私も真樹に聞いたくせに得意げに王子に教えた。
「私が無理やりエントランスで王子をとっ捕まえて
居酒屋に連れ込んで、高飛車に手にキスをさせた事になってるのよ」
「へ・・・ぇ」
面白そうにニヤニヤと笑いだす。
「今日だってどんな噂をされてるやら・・・」
プッと笑いだして、私を抱きしめる。
「すみれさん。普段の行いですよ」
なんて王子の口調で笑いながらキスをする。
エセ王子が!
「そうだ。明後日から僕1週間ほど会社を休みますから」
僕はやめなさい。
「なんで?」
なんで?なんて聞く権利が私にはあるんだろうか?
「両親の呼び出しです。フランスまで行ってきます」
「まだご両親はフランスにいるのね。羨ましい」
中学までフランスで過ごした私は
フランスの方が日本よりも過ごしやすい面も多い。
「じゃぁ!小説を買ってきてくれない?」
ものすごくいい思いつきに自分を褒めたくなる。
「は?」
「私、今仕事が落ち着いてて、しばらくフランスに行かないのよ」
「あの?僕に女性向けの過激な官能小説を買ってこい!と?」
僕はやめなさい。
「このシリーズ!このシリーズが好きなの!お願い」
「そのシリーズが過激なんですね・・・」
悪い?
「いや」
自分の噂ぐらい把握しておきなさいよ。
なんて私も真樹に聞いたくせに得意げに王子に教えた。
「私が無理やりエントランスで王子をとっ捕まえて
居酒屋に連れ込んで、高飛車に手にキスをさせた事になってるのよ」
「へ・・・ぇ」
面白そうにニヤニヤと笑いだす。
「今日だってどんな噂をされてるやら・・・」
プッと笑いだして、私を抱きしめる。
「すみれさん。普段の行いですよ」
なんて王子の口調で笑いながらキスをする。
エセ王子が!
「そうだ。明後日から僕1週間ほど会社を休みますから」
僕はやめなさい。
「なんで?」
なんで?なんて聞く権利が私にはあるんだろうか?
「両親の呼び出しです。フランスまで行ってきます」
「まだご両親はフランスにいるのね。羨ましい」
中学までフランスで過ごした私は
フランスの方が日本よりも過ごしやすい面も多い。
「じゃぁ!小説を買ってきてくれない?」
ものすごくいい思いつきに自分を褒めたくなる。
「は?」
「私、今仕事が落ち着いてて、しばらくフランスに行かないのよ」
「あの?僕に女性向けの過激な官能小説を買ってこい!と?」
僕はやめなさい。
「このシリーズ!このシリーズが好きなの!お願い」
「そのシリーズが過激なんですね・・・」
悪い?