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王子の甘い罠
第5章 い
「良く聞いて。すみれ。
宮本君は、うちの会社のフランスの現地法人の社長の息子ね」
はぁ?
わたしがフランスに行くと拠点にする現地法人の社長の息子ぉ?
あ。確かに社長の名前は宮本だ・・・
「宮本君はもともと日本の広報を学びに出向していただけ」
出向ねぇ・・・・
「それもこれも、全部入社の時に明らかにしていた事だよ?」
へ~。そうですか。知りませんでした。
「だから、王子なのよ。容姿の事だけじゃないんだよ。
あの人はいずれ、横浜ホールディングフランスの社長になるのよ」
はぁぁ?何それ。全く聞いてないんですけどっ!
なるほど・・・それで王子、ね。
王子って見た目じゃなく本当に王子だってことなのね。
それであのマンションにも説明が付く訳だ。
「すみれ、しっかりしてよ」
はいはい。
これからは興味の全くない新人のあいさつも聞くようにします。
あ!と思いついて時計を見る。
8時前だ。
まだ会社に部長はいるはず。
「真樹ごめん。会社に戻るわ」
「何?あの事決めたの?」
「うん。決心がついた」
「そう。応援する」
「Merci à vous.」
フランス語でお礼を言ったら
真樹は大声で笑い出した。
よし!とにかく会社に戻ろう。
宮本君は、うちの会社のフランスの現地法人の社長の息子ね」
はぁ?
わたしがフランスに行くと拠点にする現地法人の社長の息子ぉ?
あ。確かに社長の名前は宮本だ・・・
「宮本君はもともと日本の広報を学びに出向していただけ」
出向ねぇ・・・・
「それもこれも、全部入社の時に明らかにしていた事だよ?」
へ~。そうですか。知りませんでした。
「だから、王子なのよ。容姿の事だけじゃないんだよ。
あの人はいずれ、横浜ホールディングフランスの社長になるのよ」
はぁぁ?何それ。全く聞いてないんですけどっ!
なるほど・・・それで王子、ね。
王子って見た目じゃなく本当に王子だってことなのね。
それであのマンションにも説明が付く訳だ。
「すみれ、しっかりしてよ」
はいはい。
これからは興味の全くない新人のあいさつも聞くようにします。
あ!と思いついて時計を見る。
8時前だ。
まだ会社に部長はいるはず。
「真樹ごめん。会社に戻るわ」
「何?あの事決めたの?」
「うん。決心がついた」
「そう。応援する」
「Merci à vous.」
フランス語でお礼を言ったら
真樹は大声で笑い出した。
よし!とにかく会社に戻ろう。