この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
王子の甘い罠
第5章 い
それから3日後。
私はフランス行きの飛行機に乗っていた。
もう。ここ数日官能小説も読む気力がないほどに良く働いた。
あれは私の元気の源なのに。
それでも数ページ開いたところで
こんなものを読むよりも
王子の手の方がどんなにエロチックなものか
思い出さずにはいられない。
文章で読むだけの感覚より
実際に肌にふれたあの舌の感覚がわたしを惑わせる。
たった2回の夜を過ごした相手を
何日も何日も思い出して、私の中は王子でいっぱいになった。
今までまったく知らなかった王子の存在が
わたしの生活のすべてを占めた。
大好き。
そう心から思えるようになって
自分のその気持ちに嬉しくなる。
空港に降り立って、慣れた手順でフランス支社に向かう。
支社のドアを開けると
もう何年も月の半分を過ごしている面々が驚いた。
その中に王子が驚いてこちらを見ている。
「すみれさん・・・?」
私はフランス行きの飛行機に乗っていた。
もう。ここ数日官能小説も読む気力がないほどに良く働いた。
あれは私の元気の源なのに。
それでも数ページ開いたところで
こんなものを読むよりも
王子の手の方がどんなにエロチックなものか
思い出さずにはいられない。
文章で読むだけの感覚より
実際に肌にふれたあの舌の感覚がわたしを惑わせる。
たった2回の夜を過ごした相手を
何日も何日も思い出して、私の中は王子でいっぱいになった。
今までまったく知らなかった王子の存在が
わたしの生活のすべてを占めた。
大好き。
そう心から思えるようになって
自分のその気持ちに嬉しくなる。
空港に降り立って、慣れた手順でフランス支社に向かう。
支社のドアを開けると
もう何年も月の半分を過ごしている面々が驚いた。
その中に王子が驚いてこちらを見ている。
「すみれさん・・・?」