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教えてア・ゲ・ル♪
第15章 【番外編】梢と駿兵(1)
「梢、本気にしてないでしょ?ねぇ、ちゃんと足立君と話をしてみてよ、あたしの勘違いなんかじゃないよ絶対に!」
「うん、分かった。分かったから今日はもう帰って?」
励まそうとしてくれる気持ちは嬉しいけど、現実はそんなに甘くない。
私は明日奈の手を引いて部屋のドアを開けた。
「梢!」
「本当にありがとう。明日奈が友達で良かった」
「…梢」
明日奈はまだ何か言いたげだったが、私が俯いたままで黙っていると諦めて帰っていった。
気が抜けた私は閉めたドアにもたれ掛かり、そのままズルズルとへたりこんでしまった…
「うん、分かった。分かったから今日はもう帰って?」
励まそうとしてくれる気持ちは嬉しいけど、現実はそんなに甘くない。
私は明日奈の手を引いて部屋のドアを開けた。
「梢!」
「本当にありがとう。明日奈が友達で良かった」
「…梢」
明日奈はまだ何か言いたげだったが、私が俯いたままで黙っていると諦めて帰っていった。
気が抜けた私は閉めたドアにもたれ掛かり、そのままズルズルとへたりこんでしまった…