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第15章 【番外編】梢と駿兵(１)

『きッ、昨日はゴメン！俺、どうかしてた。あんなことするつもりじゃ…ああ、言い訳は見苦しいよな。ゴメンな、謝って済むとは思わないけど、ゴメン。梢、どうしたら償える？』


電話越しでも駿兵の後悔と反省の念が痛いくらいに伝わってくる。


「…もう、いいよ、駿兵。そもそも私が悪いんだし、そんなに落ち込まないでよ」

「梢、会って話したい。今、お前んちの前にいるんだ。開けてくれないか？」

「え!?」

さっきのインターホン、駿兵だったんだ!!