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教えてア・ゲ・ル♪
第1章 明日奈と天志【第一部】
『ありがと、明日奈ちゃん』
『凄いや、明日奈ちゃん』
『明日奈ちゃんは格好いいなぁ』
そう言って笑う顔がやっぱり天使で、あたしは天志に誉められたい、頼られないという不純な動機で人には親切にし、勉強も運動も頑張った。
その副作用であたしは自分で言うのもおこがましいが学校でも人望があり、今や生徒会書記、さらには次期会長最有力候補だったりする。
小学校と近かった中学校とは違い、高校は電車通学だからこの一年ほとんど天志に会えなかった。
あたしは天志と一緒に通えると信じて四月を心待ちにしていた。
『凄いや、明日奈ちゃん』
『明日奈ちゃんは格好いいなぁ』
そう言って笑う顔がやっぱり天使で、あたしは天志に誉められたい、頼られないという不純な動機で人には親切にし、勉強も運動も頑張った。
その副作用であたしは自分で言うのもおこがましいが学校でも人望があり、今や生徒会書記、さらには次期会長最有力候補だったりする。
小学校と近かった中学校とは違い、高校は電車通学だからこの一年ほとんど天志に会えなかった。
あたしは天志と一緒に通えると信じて四月を心待ちにしていた。