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教えてア・ゲ・ル♪
第20章 【番外編】マユミの恋
「マユミちゃんは本当に泣き虫だなぁ…早とちりして泣かないでよ」
センパイはハンカチを私に渡すのではなく、手ずから涙を拭いてくれた。
「人の話はちゃんと最後まで聞きなさい。あのね、気持ちは嬉しいけど、後輩の女の子に奢らせるわけにはいかないよって言うつもりだったんだよ。顔も見たくないなんて、どうしてそんな発想になるかなぁ?」
「だ、だって私、色んな人と…」
「マユミちゃん、話せとは言ったけど話すこと自体が辛いなら無理しなくていいんだよ?口にすることで君の重荷が減るならいくらでも聞いてあげる。でも胸に仕舞っておきたいことまでほじくり返すつもりはないよ」
センパイはハンカチを私に渡すのではなく、手ずから涙を拭いてくれた。
「人の話はちゃんと最後まで聞きなさい。あのね、気持ちは嬉しいけど、後輩の女の子に奢らせるわけにはいかないよって言うつもりだったんだよ。顔も見たくないなんて、どうしてそんな発想になるかなぁ?」
「だ、だって私、色んな人と…」
「マユミちゃん、話せとは言ったけど話すこと自体が辛いなら無理しなくていいんだよ?口にすることで君の重荷が減るならいくらでも聞いてあげる。でも胸に仕舞っておきたいことまでほじくり返すつもりはないよ」