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第10章 平成２８年２月…

◎幸運を呼ぶ宝箱※◎

◆何をしたらいいかはっきりしない時には、何もしないことをお勧めする。
次にすることがわからないのなら、有意義な行動の前に、見出すべきもの、あるいは学ぶべきことがあるのかもしれないからだ。
そうした状況では、一歩下がって内面を向き、内なる大いなる力に導きを求めるのだ。
もし何かをしないでいられないのなら、心を安らかにさせることだ。
それは何につけても大切な基盤に立つことになるから、正しい行動はついてくるだろう。
怖れやパニックで行動する者は、単に闇を深くするだけだ。
しかし、安らいだ心で行動する者は、内なる知という静けさからくる言葉や行動で、光を増すのだ。
安らぎから発する行動と、思考に責め立てられた行動には芳しい違いがある。


？クイズの答えです？

☆　１ー 罪になる

A美さんの行為には、
刑法上「暴行罪」が成立します（208条）。もし起訴された場合は、2年以下の懲役もしくは30万円以下の罰金または拘留もしくは科料に処される可能性があります。
暴行罪にいう「暴行」とは、人の身体に対する不法な有形力の行使のことをいいます。たとえば、「平手打ちをする」「腕をつかむ」「襟首をつかむ」行為のみならず、「人の身辺で太鼓を鳴らす」「髪を切る」などといったものまで、暴行に含まれます。
本問のように、いくら彼氏が他の女の子といちゃいちゃしていて頭にきたからとはいえ、A美さんがB男くんの頭から水をかけた行為も、暴行罪にあたります。

なお、A美さんがかけた水が、B男くんの耳に入って中耳炎になってしまったときは、暴行罪にとどまらず、傷害罪が成立します（刑法204条）。傷害とは、暴行をしたことにより相手にケガを負わせることをいうからです。傷害罪は、15年以下の懲役または50万円以下の罰金もしくは科料という、暴行罪より非常に重い罪が定められています。