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第14章 平成２８年6月1日

新たに学ぼう！
■読めますか？
【仄聞】
ちょっと耳にすること。
「仄聞するところによると」など。
【忌憚】
忌(い)み憚(はばか)る
、つまり、遠慮すること。「皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください」などと使う。

◇台湾の囲碁女流棋士・謝依旻(平成26年1月現在)
謝依旻（しぇい いみん）は台湾出身の囲碁女流棋士です。
１９８９（平成元）年
１１月１６日、台湾北部の苗栗県苗栗市に生まれました。日本棋院所属で六段です。九段・黄孟正の門下です。１４歳４か月でのプロ入りは、当時の女流棋士では最年少記録でした。また、女流棋士特別採用ではなく、正棋士採用試験の結果によるプロ入りです。女流棋士で本選リーグより入段したのは、加藤啓子以来５年ぶり４人目です。台湾からの女流棋士は、潘坤･に次ぐ２人目です。その後女流タイトルを総なめにするなど、若くして女流棋士の第一人者の地位を築いています。そして、２０１０（平成２２）年１月２８日、史上初の女流三冠を独占しました。

◆読めますか？の答え
[そくぶん]

[きたん]

◆愛と信じる事を教えてくれる話しの紹介です。

西暦1657年、江戸の半分を焼き尽くす大火災があった。明暦の大火である。
江戸中がパニックになり、慌てて避難したが、小伝馬町にある牢獄には120人の囚人が取り残されていた。「助けてくれ」と叫ぶ囚人達に皆がこう言った。
「お前達は罪を犯した者、死んでも誰も文句は言わない。」
しかし、牢奉行の石出帯刀（いしでたてわき）は役人達を集めてこう言った。
「みな集まれ！囚人達を牢獄から出す！おとがめがあれば私が腹を切る」
その覚悟の一言で皆はまとまった。急いで牢屋のカギを外し囚人達を牢獄から出した。そして石出帯刀は囚人達に大声でこう言った。「私の命をかけてお前達をここから解き放つ。しかし、生き延びて火が鎮まったらここへ戻って来い！」
囚人達は江戸の町に消えて行った。数日後…「約束通り、帰ってきたぜ」一人の囚人が帰ってきた。そしてまた一人、また一人やがて120人全員が牢獄に帰って来た。自分達を信じて助けてくれた石出帯刀の為に。裏切られるかどうかは
、相手ではなく自分にかかっている。愛は全てを信じる。愛とは自分が傷つく事よりも、相手の損害を恐れる気持ちが、行動として現れる事。