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第15章 平成28年７月

◆土砂災害の傾向と対策について
　土砂災害には大きく分けて、土石流、土砂崩れ、地すべりの３つがあります
　土石流は、大雨でゆるくなった川底や山腹が谷や川を一気に下る現象です。
土砂崩れは、大雨でゆるくなった斜面が突然崩れる現象です。地すべりは、大雨の際広い範囲の土砂がゆっくりと移動する現象です
土砂災害による被害の特徴は、一瞬にして広い範囲に一気に被害を及ぼすところです。たとえば、
２０１４年には広島県で土砂災害が発生しました。広島市では斜面が住宅地のすぐそばまでせまっており、各地で土砂災害が多発し、３３名もの死者がでました。もし住んでいる地域が「土砂災害危険箇所」に指定されていれば、大雨警報が出た段階から厳重な警戒が必要です。土砂災害には前兆現象があることがあります。地鳴りがしたり、わき水がにごったり止まったりするなど、異変を感じたらすぐに安全な場所に避難してください。　なお、土砂災害に関する情報は危険度が高い順に
●大雨特別警報
●記録的短時間大雨情報
●土砂災害警戒情報
●大雨警報
●大雨注意報
等です