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作品集
第17章 平成28年9月1日
◎幸運を呼ぶ宝箱※◎

◆上善は水の如し(老子)「最も理想的な生き方は、水のようなものである。
水は万物に恩恵を与えながら相手に逆らわず、人のいやがるところへと流れていく」なぜ水のあり方が理想とされるのか。
『老子』も指摘しているように、3つの理由をあげることができる。

1.相手に逆らわない柔軟性
丸い器に入れると丸い形になり、四角な器に入れると四角形になり、相手の出方に応じて、いかようにも対応していけるのが水の特徴なのだという。硬直した思考では、流動する情勢に対応できない。「頭脳は柔軟に、行動は機敏に」、こうでなかったら、これまた置き去りにされていく。
「水に学べ」というのは、まず第一に、水の持っているこういう柔軟性に学べということにほかならない。
2.謙虚さ
水というのは、
「万物を利す」ような大きな働きをしている。水がなかったら、人類はおろか、動植物も生存できない。水は、それほど大きな働きをしておりながら、いささかも自分の功績を鼻にかけない。それどころか、誰でもいやがる低いところへと流れていく。つまり、そのあり方たるや、きわめて謙虚である。人間も、これに学ばなければならないのだという。世の中には、自他ともにやり手だと認める人物がいる。しかし、観ていると、多くは途中で挫折して、大成したいく人が意外に少ない。なぜだろうか。
自分の能力や功績をひけらかしすぎるからである。
その結果、まわりの反発を買ったり、嫌われたりして自滅の道をたどっていく。上昇している時こそ、謙虚な気持ちが必要ということですね。

3.秘めたるエネルギー
水は、一見静かだが、生々流動してやまないダイナミックな一面を持っている。急流ともなれば、堅い岩石さえ打ち砕いてしまう。
そういう秘められた力もまた、水に固有の特徴である。


?クイズの答えです?

☆ B 小泉 純一郎

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