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第18章 平成２８年１０月１日

共に考えましょう！

◆錯覚の法則
　西田文郎著
伸びていく人に共通する
「優越の錯覚」

あなたのまわりに
「あの人は行動力があって、精神的でうらやましいな」という人が、少なくともひとりいると思います。

自分と大して能力が違うわけでもなさそうなのに、
いろんなところで活躍して、成功を収めている。

彼らが何が違うかというと、自分のことを
普通の人より優れていると錯覚している点です。

私たちだって、平均よりは少し頭がいいだろうとか、普通の人よりも多少は車の運転がうまいだとか、勝手に思い込んでいます。
これを「優越の錯覚」と
いいます。優越の錯覚は
「自分は平均より優れている」という思い込みのことで、脳内の異なる部位の連携の強弱や、神経伝達物質に影響することが分かってきています。
錯覚だから根拠はありません。しかし、それでいいのです。
優越感によって人は積極的になり、行動的になるからです。平均より優れていると錯覚している人ほど、
誰よりもアクションを起こせるので、周囲から抜きんでるようになります。
人間の根本はみんな同じです。ところが、超ポジティブに優越の錯覚を起こす人は、ぐんと伸びて成果を出す。一方で優越の錯覚が起こらない人は、他人より劣っているところに注目してしまい、欠点ばかり意識してしまう。劣等感で消極的になり、同時に怒りっぽくなります。