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第19章 平成28年11月１日

ご存じですか…？

■エスカレーターの傾斜って何度？

最も安全な乗り物は何か？専門家の意見では、おそらくエレベーターか、
エスカレーターだろうといいます。
移動距離当たりの事故率で考えてみると、その事故確率は、どんな乗り物よりも低くなるようです。
では、この両者、
発明されたのはどちらが早いでしょうか？答えは、
エレベーターです。
エスカレーターよりも半世紀近く早く誕生しました。ただし、
その時のスピードは、分速12mだったというので
もし、現代の超高層ビルに設置されたら、最上階まで上るのに大体30分くらいかかってしまいます。
日本には、1890(明治23)年に初お目見えし、浅草の凌雲閣(通称・十二階)に設置されて東京の名物になりました。その翌年には、
帝国ホテルにも取り付けられています。一方、
エスカレーターの方は
、1900(明治33)年のパリ万国博覧会に米国の企業が出品したのが最初です。
日本初のエスカレーターはエレベーターから遅れる事24年後、1914(大正3)年に登場しました。
設置されたのは、日本橋の三越百貨店でした。
現在、日本のエスカレーターは、傾斜角度30度というのが一つの基準となっています。もちろん、
これより角度を急にした方が、動く距離は短くなり、移動効率は良くなります。しかし、
傾斜角度が30度を越えると、恐怖感を覚える人が多くなるそうです。