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作品集
第20章 平成28年12月1日
素晴らしいと思いました。
◆〈マグニチュードと震源・震源域について〉
地震速報で聞く「マグニチュード」「震源」「震源域」の定義を確認します
地震は地面をおおう岩盤が破壊されることで起こります。この岩盤の破壊が始まった点のことを「震源」といい、岩盤が破壊された領域全体のことを
「震源域」といいます。
また、震源の真上の地点を「震央」といいます。
小さな地震の場合には震源と震源域はほぼ一致しますので、震源に近いほど揺れが強くなります。大地震の場合、震源域は広くなり、震源から遠く離れた地域でも強く揺れることがあります
震度は、
地震の揺れの強さを表す値のことです。地点ごとの揺れの強さを値に直して発表しています。
震度は、地震の被害を推定するときに使います
マグニチュードは、
地震の規模を示す値です。各地の揺れから地震全体のエネルギーを計算して表します。そのため、地震ごとに1つの値が計算されます。マグニチュードは、地震を起こした岩盤のずれの大きさや、岩盤のずれた範囲が大きいほど大きな値が出て、津波のありなしを判定するときに使います
震度やマグニチュードは「対数」とよばれる単位(計算関係)を用いて作られています。(高校で log として習います。)この計算方法では、マグニチュードが0.2上がるごとに地震の規模が2倍になります。たとえばマグニチュード5.2はマグニチュード5.0の2倍の規模を表します
マグニチュード6.0はマグニチュード5.0より1(=0.2×5)高いので、地震の規模は2×2×2×2×2=32倍になります。
日本の気象庁では「気象庁マグニチュード」を用いています。地震の波の中から周期6秒以下の波を取り出して規模を調べる方法です。計算が早くできるうえ「モーメントマグニチュード」とよく一致するすぐれた計算方法です。(「モーメントマグニチュード」は津波の規模を正確に判定できることで知られています) しかし、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のときには気象庁マグニチュードがモーメントマグニチュードと大きくずれ、
適切な津波警報を出すことができませんでした。
現在は別の方法も用いていち早く津波警報を出すことにしています。
◆〈マグニチュードと震源・震源域について〉
地震速報で聞く「マグニチュード」「震源」「震源域」の定義を確認します
地震は地面をおおう岩盤が破壊されることで起こります。この岩盤の破壊が始まった点のことを「震源」といい、岩盤が破壊された領域全体のことを
「震源域」といいます。
また、震源の真上の地点を「震央」といいます。
小さな地震の場合には震源と震源域はほぼ一致しますので、震源に近いほど揺れが強くなります。大地震の場合、震源域は広くなり、震源から遠く離れた地域でも強く揺れることがあります
震度は、
地震の揺れの強さを表す値のことです。地点ごとの揺れの強さを値に直して発表しています。
震度は、地震の被害を推定するときに使います
マグニチュードは、
地震の規模を示す値です。各地の揺れから地震全体のエネルギーを計算して表します。そのため、地震ごとに1つの値が計算されます。マグニチュードは、地震を起こした岩盤のずれの大きさや、岩盤のずれた範囲が大きいほど大きな値が出て、津波のありなしを判定するときに使います
震度やマグニチュードは「対数」とよばれる単位(計算関係)を用いて作られています。(高校で log として習います。)この計算方法では、マグニチュードが0.2上がるごとに地震の規模が2倍になります。たとえばマグニチュード5.2はマグニチュード5.0の2倍の規模を表します
マグニチュード6.0はマグニチュード5.0より1(=0.2×5)高いので、地震の規模は2×2×2×2×2=32倍になります。
日本の気象庁では「気象庁マグニチュード」を用いています。地震の波の中から周期6秒以下の波を取り出して規模を調べる方法です。計算が早くできるうえ「モーメントマグニチュード」とよく一致するすぐれた計算方法です。(「モーメントマグニチュード」は津波の規模を正確に判定できることで知られています) しかし、東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)のときには気象庁マグニチュードがモーメントマグニチュードと大きくずれ、
適切な津波警報を出すことができませんでした。
現在は別の方法も用いていち早く津波警報を出すことにしています。