パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第21章 2017年1月元旦

ご存じですか…？

■「空港の金属探知機がネクタイピンで鳴らない理由」とは？

飛行機に乗る前には、金属探知機のゲートを通り抜けなければなりません。
あの探知機の仕組みはこんな感じです。
　左右の柱に、送信、受信のコイルがあり、その間の通路を磁界にしています。向かって右側から左側へ、磁界が作ってあります。
もし、この間を金属が通ると磁界は乱れます。
この乱れを感知して
「ピンポン」とブザーが鳴るのです。
だが、同じ金属でも、ネクタイピンやボールペンで鳴らないのは磁界のレベルが調節されているからです。五段階に分かれたレベルは、通常二〜三にセットされています。ピストルやナイフの大きさに照準を合わせているのでネクタイピンやボールペンのような小さなものには、反応しないのです。ところが、様々な事情によって、磁界のレベルが引き上げられる事があります。そうすると、空港側にとっても、旅行者にとっても、色々面倒な事が起きてきます。例えば、レベルが四に上がると、ポケットの中のコインやカギなどに反応してブザーが鳴り出します。更にレベルが五に上がるとネクタイピンやボールペンにまで探知機が反応してしまいます。ブザーが鳴れば、ボディチェックが義務付けられています。
ハイジャック防止の為には厳しくしたいが、あまり厳しいとボディチェック待ちの乗客が溢れる事になってしまいます。その為、通常は小さな金属には一々反応しないようにセットされています。