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第21章 2017年1月元旦

ご存じですか…？

■飯盒(はんごう)はなぜ歪んだ形をしているか？

　サングラスやジッポライターや腕時計など
元々兵士用に開発されたものは少なくありません。

キャンプ道具として知られる飯盒も、元は軍隊で生まれたものでした。

　日本の飯盒が、あのような歪んだ形をしているのも軍隊用のリュックにくくりつけて持ち歩く為なのです。1887(明治20)年頃の軍隊では、部隊の後方でご飯を炊いて分配したり
それぞれの兵士が弁当箱を持ち歩いていました。
しかし、それでは、
なかなか温かいご飯を食べられませんでした。
ちょうどその頃、
アルミニウムが発明され、日本へも輸入されました。大日本帝国がこのアルミニウムを研究し
、1894(明治27)年に飯盒を作りました。
これにより、前線の兵士達も、飯盒で自炊し温かいご飯が食べられるようになりましたが、
やがて兵士達が持ち歩きやすいようにとあの歪んだ楕円形のような形に改良されたのでした。
飯盒があんな形をしているのは、日本のものだけです。欧米の登山家にも
、真ん中にベルトを通し
リュックにくくりつけて持ち歩けるので、便利と愛用している人も少なくありません。