パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第2章 平成２７年５月…

どう思いますか？
〜〜〜〜〜
◆佐藤正忠著の
感性の勝利　　孫正義
歴史上の人物に学ぶより

私は織田信長から、戦略眼というものを学んできました。
信長は「人生五十年」と心得て、若いうちに天下統一までの戦略プランをうち立てました。
私も二〇代で事業を興して、三〇代で資金を稼いで、四〇代でひと勝負をかける、五〇代で仕事をなしとげ、六〇代でそれを継承させようと、若い時に決めました。
織田信長のすばらしいところは、槍の使い方がいちばんだったとか、鉄砲の使い方が飛び抜けてうまかったとか、そういう戦略的な次元で飛び抜けて優れていたということはないですね。信長にとって、鉄砲はあくまで天下をとるための道具にすぎなかった。
信長は、鉄砲をいかに上手に使いこなし、大量に手に入れるかということに興味を持ちましたが、集めることをゴールにしたわけではない。
ゴールはあくまで天下を取ることでした。
ですから、信長は大勢の兵隊よりも、はるかに重要なし期間としての能力、戦略次元リーダーとしての能力を持っていました。
そういう戦力面で抜きん出た力を発揮できたから、天下取りという大きな成果をあげられたんだと思います。今の時代には、そういう戦略的な意味合いで世の中を改革することができる戦略的事業家というのが、なかなか見当たらないですね。