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作品集
第3章 平成27年6月…
素晴らしいメールを紹介します…

◆ひすいこたろうさんの著書「あした死ぬかもよ?」より引用……


【失う前に、気がつきたい幸せは何ですか?】


もう数時間、心臓マッサージをしていた。
救急車で運ばれてきたその若い男性は、朝から普通にデスクワークをしていたのですが、突然倒れ、今は呼吸もしていないのです。
それでも、この男性を生き返らせようと、心臓マッサージ、人工呼吸を、汗だくで一心不乱にがんばったそうです。CT検査をすると、くも膜下出血でした。1時間が過ぎ、2時間が過ぎました。残念ながら、患者さんの心拍も呼吸も再開しませんでした。
そこに、この男性の家族がかけつけてきました。
若い女性と、小さな女の子。いつもと同じように、その男性は手を振って会社へ出かけたのだそうです。
それなのに、今は、もう…。小学校にあがる前の娘さんは、事態がつかめず、にこにこしています。
「パパ、何やってるの?パパ!」返事はありません。娘さんはまだ笑顔です。
お父さんは、冗談でやっていると思ったようです。
何十秒かが過ぎた頃、娘さんが叫び声をあげました。「パパ!!!! パパーッ!!! パパーーーッ!」娘さんは理解したのです。もう、ほんとうにパパは戻らないと。これは、終末期医療を専門に行い、これまで約1000人の死を見届けてきた緩和医療医・大津秀一先生の体験です。
大津先生は、どうしてもこの命を救いたかった。
でもムリでした。
死亡宣告を終えて、部屋に戻ってきたとき、「医者って何なんですか!?こういう命を救うために、僕らは医者をやってるんじゃないですか!?」と後輩が泣きながらいいました。
「今日無事に生きていられるというのは実はとても幸福なことです。自らの両親が健在なのだとしたら、それもまた幸福なことです。」大津先生はそうおっしゃいます。大好きな人が死なずに、今日生きていてくれる。それ以上の幸福ってありますか?生きているって、大好きな人に会えること。会いに行ってその人を感じることができる。これ以上の幸福ってありますか?そして、キミが大切に思っている人は、同じように、キミが生きていることで幸福を感じるはずです。

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