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第4章 平成２７年７月…

素晴らしいと思いました。

◆『ノムラの教え』より
人間という生き物は、自己愛で生きている。


誰しも自分がいちばんかわいい。
したがって、自分に対する評価はどうしても甘くなりがちだ。

「自分はすごくがんばっている」と自分をほめてやりたくなる。
けれども、
他人もそう思ってくれなければ、それはたんなる自己満足にしかならない。
言い換えれば、
人間の価値は他人が決めるのである。他人の評価こそが正しいのだ。自分の評価が正しいと信じ込んでしまえば、自分を甘やかし、
低いレベルでの妥協（だきょう）を生む。
評価されない原因を
「見る目がないあいつが悪い」と、自分ではなく他人に求めるようになる。
それではひがみ根性だけが増大し、何の成長ももたらさない。そうならないためには、評価は他人がするものだと肝（きも）に銘（めい）じるとともに、
「自分はまだまだ」とつねに自戒することだ。
そうすれば、おのずと他人の評価も上がるはずである。