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第4章 平成２７年７月…

新たに学ぼう！

■読めますか？

【痛痒】
痛いことと痒いこと。「痛痒を感じない」といえば、痛くも痒くもない意味。

【強面】
こわい顔をして相手にのぞむこと。強硬な態度に出ること。「強面の談判」などとつかう。


◇ヘレン・ケラー

Helen Adams Keller

1880年〜1968年

生後まもなく熱病にかかり、目・耳が不自由になり、口もきけない3重苦の障害を背負う。
サリヴァン女史の教育を受けて、指を動かして読み取る話術の法を学ぶ。
1904年にラドクリフ大学を卒業し、盲人や広く身体障害者の福祉事業に尽力を尽くす。

世界各地で講演を行う。
1934年以来、わが国にも数回来日している。

◆読めますか？の 答え

[つうよう]

[こわもて]


◆斎藤 茂太 著 の
なぜか「一緒にいてほっとする人」の
こころの習慣より…

自分自身に対する要求水準も、高くするほど窮屈になり、低く設定するほど気がラクになります。
まず、高く設定した場合ですが、どれほど優秀な人材であっても、いつも１００点満点をとることはできません。
試験の答案と同じで、猛烈にがんばっても、
９５点になることもあれば、８９点になってしまうこともあるでしょう。
１００点を目標に掲げた人にとってみれば、満点以外はすべて「失敗」です。
８０点でもかなりの
「失敗」、６０点ともなれば「大失敗」。おかげで、常に満たされない思いを抱えることになります。
逆に
低く設定した場合、
考え方は逆転します。
８０％に設定しておけば
８０点で「成功」、
１００点なら「大成功」、たとえ６０点でも大きな
「失敗」とは思えません。６０％に設定しておけば、さらに気持ちにゆとりが生まれます。
比較してみればわかる通り、１００％を目標にがんばってがんばり抜く人ほど挫折しやすく、精神的ストレスもたまりやすいのです。ですから、
自分にも他者に対しても
完璧は望まない方がいいのです。
脱１００％は、人生を快適にいきるための心の要請ともいえるでしょう。