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作品集
第5章 平成27年8月度…

ご存じですか…?
■天外伺朗 著 の
「運命の法則」
運がいい、運が悪い、とは一体どういうことなのか?
海の波を考えてみよう。
太平洋の真ん中の水深が深いところでは、波はジェット機並みのスピードで進む。だから南米のチリで地震が起きると、翌日には日本で津波が起きる。
だからといって、水の粒子がそのスピードでチリから日本へ運ばれてくるのではない。
粒子じたいは一ヶ所でぐるぐる回っているだけだ。
それでは何が運ばれてくるかというと、エネルギーだ。津波の巨大なエネルギーが、ジェット機並みのスピードで運ばれてくるのだ。そのエネルギーは、粒子の位置の高さのエネルギーと、スピードのエネルギーとして、それを互いにやりとりしながら進んでくる。
波のピークでは高さのエネルギーが最高だが、スピードのエネルギーはゼロだ。波の谷間の部分は、高さのエネルギーがゼロで、スピードのエネルギーが最大だ。だから、一見すると、波には山と谷があるが、両方のエネルギーを合計すると、どこでも同じなのだ。
運命も同じようなものだ。一見すると、山があったり谷があったり、周期性があるのだが、総エネルギーとしてはいつも同じである。好運も不運も一緒になって、ひたひたと押し寄せてくるのだ。
「運命を変えたい」というメッセージの中には、谷を逃れて山に行きたいという思いが込められている。
それは無理な相談だ。考えてみればすぐにわかる。谷がなく山だけの波があるはずがないのだから。
■天外伺朗 著 の
「運命の法則」
運がいい、運が悪い、とは一体どういうことなのか?
海の波を考えてみよう。
太平洋の真ん中の水深が深いところでは、波はジェット機並みのスピードで進む。だから南米のチリで地震が起きると、翌日には日本で津波が起きる。
だからといって、水の粒子がそのスピードでチリから日本へ運ばれてくるのではない。
粒子じたいは一ヶ所でぐるぐる回っているだけだ。
それでは何が運ばれてくるかというと、エネルギーだ。津波の巨大なエネルギーが、ジェット機並みのスピードで運ばれてくるのだ。そのエネルギーは、粒子の位置の高さのエネルギーと、スピードのエネルギーとして、それを互いにやりとりしながら進んでくる。
波のピークでは高さのエネルギーが最高だが、スピードのエネルギーはゼロだ。波の谷間の部分は、高さのエネルギーがゼロで、スピードのエネルギーが最大だ。だから、一見すると、波には山と谷があるが、両方のエネルギーを合計すると、どこでも同じなのだ。
運命も同じようなものだ。一見すると、山があったり谷があったり、周期性があるのだが、総エネルギーとしてはいつも同じである。好運も不運も一緒になって、ひたひたと押し寄せてくるのだ。
「運命を変えたい」というメッセージの中には、谷を逃れて山に行きたいという思いが込められている。
それは無理な相談だ。考えてみればすぐにわかる。谷がなく山だけの波があるはずがないのだから。

