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作品集
第5章 平成27年8月度…

ご存じですか…?
■自分が年齢より若いと感じている人は長生き?
英ロンドン大学ユニバーシティカレッジの
Andrew Steptoe氏らは、
実年齢よりも老けていると感じている人と比べ、若いと感じている人では死亡リスクが4割ほど低いとする研究結果を、米医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に報告した。
7割が実年齢より若いと認識。
Steptoe氏らは2004〜05に英国で行われた研究の参加者のうち、52歳以上の
6,489人分のデータを分析。
年齢に対する自己認識は、「自分は何歳だと感じるか」という質問に対する回答に基づいた。
さらに、2013年3月までの死亡データを集めた。
実年齢の平均は65.8歳だったのに対し、自己認識の平均は56.8歳。69.6%が実年齢よりも3歳以上若いと感じており、年相応だったのは25.6%、1歳を超えて老けていると感じていたのは4.8%とどまった。
自己認識による年齢を、
(1)実年齢と同等(2歳下〜1歳上)、(2)実年齢よりも1歳を超えて老けていると感じている、(3)実年齢よりも3歳以上若いと感じている―の3グループに分類して検討した結果、死亡率はそれぞれ14.3%、18.5%、24.6%。実年齢より若いと感じている人に対し、老けていると感じている人の死亡リスクは1.41倍だった。
不治の病で死期が近いために自己認識の年齢が実年齢よりも高く感じることも想定されたが、登録から12カ月以内の死亡を除外した解析を行った結果、関連は変わらなかったという。
気持ちの影響が強い?
実年齢よりも老けていると感じている人で死亡リスクが41%も高まっていたことについて、Steptoe氏らは「理由は不明で、今後検討する価値がある。可能性としては、今回の研究で除外された因子以外の健康に関する行動(例えば、健康な体重を維持したり、医師の助言に従ったりするなど)や、病気からの回復力の違い、優越感、気が若い仲間と集うことを好む気質など、さまざまな因子が考えられる」と推測した。
その上で、「年齢に対する意識は変えることも可能であり、自分は実年齢より老けていると感じている人に対し、健康に良い行動や年齢に対する肯定的な見方を促すような介入を行うことも有用かもしれない」と述べている。
■自分が年齢より若いと感じている人は長生き?
英ロンドン大学ユニバーシティカレッジの
Andrew Steptoe氏らは、
実年齢よりも老けていると感じている人と比べ、若いと感じている人では死亡リスクが4割ほど低いとする研究結果を、米医学誌「JAMA Internal Medicine」(電子版)に報告した。
7割が実年齢より若いと認識。
Steptoe氏らは2004〜05に英国で行われた研究の参加者のうち、52歳以上の
6,489人分のデータを分析。
年齢に対する自己認識は、「自分は何歳だと感じるか」という質問に対する回答に基づいた。
さらに、2013年3月までの死亡データを集めた。
実年齢の平均は65.8歳だったのに対し、自己認識の平均は56.8歳。69.6%が実年齢よりも3歳以上若いと感じており、年相応だったのは25.6%、1歳を超えて老けていると感じていたのは4.8%とどまった。
自己認識による年齢を、
(1)実年齢と同等(2歳下〜1歳上)、(2)実年齢よりも1歳を超えて老けていると感じている、(3)実年齢よりも3歳以上若いと感じている―の3グループに分類して検討した結果、死亡率はそれぞれ14.3%、18.5%、24.6%。実年齢より若いと感じている人に対し、老けていると感じている人の死亡リスクは1.41倍だった。
不治の病で死期が近いために自己認識の年齢が実年齢よりも高く感じることも想定されたが、登録から12カ月以内の死亡を除外した解析を行った結果、関連は変わらなかったという。
気持ちの影響が強い?
実年齢よりも老けていると感じている人で死亡リスクが41%も高まっていたことについて、Steptoe氏らは「理由は不明で、今後検討する価値がある。可能性としては、今回の研究で除外された因子以外の健康に関する行動(例えば、健康な体重を維持したり、医師の助言に従ったりするなど)や、病気からの回復力の違い、優越感、気が若い仲間と集うことを好む気質など、さまざまな因子が考えられる」と推測した。
その上で、「年齢に対する意識は変えることも可能であり、自分は実年齢より老けていると感じている人に対し、健康に良い行動や年齢に対する肯定的な見方を促すような介入を行うことも有用かもしれない」と述べている。

