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作品集
第6章 平成27年10月3日より
新たに学ぼう!

■読めますか?

【巷間】
世間のこと。「近ごろ巷間で騒がれていることといえば」などとつかう。

【机上】
机の上のこと。「机上の空論」というと、理論だけで、実際には役に立たない意見という意味。



◇フレデリック・ショパン

Frederic-Francois Chopin

1810年〜1849年

1810年3月1日ワルシャワ郊外のジェラゾヴァ・ヴォーラに生まれる。
父はフランス人、
母はポーランド人。
6歳から専門教育を受け、8歳でピアノ公演をおこなう。貴族社会から「ポーランドのモーツァルト」と絶賛された。
ショパンはほとんどピアノ曲しか書かなかったことから「ピアノの詩人」と称されています。代表作に
「ピアノ協奏曲第1番」
「ピアノ協奏曲第2番」
「英雄ポロネーズ」
「別れの曲」など。
1849年10月17日死去。


◆読めますか?の答え

[こうかん]

[きじょう]


◆『思わず泣けるいい話』より…
居酒屋の仕込みをしていると、いつものように、
「これ買って」と干物(ひもの)を持った5歳の純君がやってくる。
この子の母親は酒びたりの生活で、生計の足しにと、息子を使い、飲食店に干物売りをさせていた。
私はその都度買ってやった。純君は保育園から帰ると、店に遊びにくるようになり、焼き鳥を串にさすのを手伝うようになった。
3年も経つと、簡単な料理も覚えて“アルバイト”になった。もちろん、正規に雇ったのではなく、彼の生活を配慮してのことである。片親で育った純君は、私を父のように慕ってくれていた。中学を卒業し、私の店で働いた。そんなとき、突然、純君の母が死んだ。他人から見れば、けっしてほめられた母ではなかったが、たったひとりの肉親だった。少年はひとりぼっちになった。純君は22歳のとき、都会で修行したいと旅に出た。そして、2年後に帰郷し、独立した。
開店の案内状と電気毛布が届いた。
私は手紙を出した。
「人情酒場『人情劇場』開店おめでとう。
5歳の君が母に怒鳴られ、私の店に干物を売りにきて買ってやった。そんな人間の心を忘れない店の名前をつけたね…」
当日、店が終わってから
二人きりになり、君は私の胸にすがって泣きじゃくった。人生劇場の紫紺(しこん)の暖簾(のれん)が、静かに揺れていた。


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