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第8章 平成２７年１２月度

歌の紹介！

●「無錫旅情（むしゃくりょじょう）」（歌／尾形大作・1987年）

中国大陸の奥深く
「江蘇省」（こうそしょう）にある、大きな湖
「大湖」。そのほとりにある工業都市「無錫」（むしゃく）を舞台にした、
スケールの大きな作品です。歌ってみると、腹から大きな声を出せて、実に気持ちのいい演歌です。



●レッツ・キス（ジェンカ）（坂本九・1967年）

フォークダンスの中でも、男女が密着せずに気楽に踊れたのがコレでしたね。
原曲はフィンランド生まれの民族舞踊で、欧米に渡ってからなぜか
「レッツ・キス」になっちゃいました。
日本では九ちゃんのレコードが爆発的に売れました。学校で使うんですから、
そりゃ子供たちに人気が出ます。

イントロに乗せて
「さぁ、楽しくみんなでジェンカを踊りましょう！」と、九ちゃんの元気な
コールで始まるこの歌は、日本語の歌詞が小学生には少し刺激的なものでした。
「レッツキッス
　はじめてふれる
君のくちびる

ララララ　ラララ
　はじめてキスをする…



●「雨音はショパンの調べ（ｱｲ ﾗｲｸ ｼｮﾊﾟﾝ）」
（歌／小林麻美・1984年・CBSｿﾆｰ）

原曲は男性の歌で、朗々と歌い上げるような作品です。日本語の詞を書いたのはユーミン（松任谷由実）さんでした。

小林麻美さんのなんとも気だるい、いや、気だるい何て言っちゃいけませんね、アンニュイな歌い方が、非常に印象的な一曲でした。


●「センチメンタル・ジャーニー」（歌／松本伊代・1982年・日本ビクター）

1982年という、新人歌手がたくさん登場し、どなたも大変な人気になった、いわば「アイドル大豊作」の年でした。
日本ビクターでも他社が大人気の新人アイドルを出して、チャートを賑わせているのを指をくわえて見ているだけにはいかず、17歳になったらデビュー予定だった、レッスン中の秘蔵っ子に急遽デビューのチャンスがめぐってくることになりました。それが松本伊代さんでした。
詞を書いたのは湯川れいこさん。オファーが来た時に、伊代さんの写真を見て二つ返事で引き受けたといいます。詞はその日のうちに出来上がりました。