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Rin's Another Story
第7章 七夕の二人


プラネタリウムで輝く星を見ながら私は静かに隣に座る翔さんを盗み見た。

場内では織姫と彦星の物語が語られその間絶え間なく星が瞬いていた。

いつ見ても何度見ても翔さんの横顔は溜息が出るくらい綺麗で、一回見てしまうと目が離せなくなってしまう。

「ん?」

視線に気がついたのか私に目を向けた翔さんは星にも負けないくらい輝いていた。

「見惚れてたろ?」

小声で含み笑いをしながら聞いてくる彼は答えなんてわかっているくせにわざと私に耳打ちした。

「天の川にねっ!」

そう言って座席にもたれかかった私に翔さんは軽くキスをした。

「また来年も来ような」

私の手を固く握った翔さんに私は小さく頷いた。






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