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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
グチュグチュ――――

花弁の真ん中に肉棒の先が押し付けられている。

まだ入ってないけど、少し圧迫感を感じた。

ドックン!ドックン!ドックン――――!

耳の奥で太鼓が叩かれてるみたいに脈の音が大きく聞こえてくる。

「メグ……力抜いて……」

「うん……」

力を抜こうとしても逆に力が入ってしまう。

そのせいか、先っぽも挿いった様子がない。

「ご、ごめん!」

折角ここまで来たのに、上手く出来ない雰囲気に申し訳なくて半泣きで謝る。

「大丈夫だよ……初めてだから怖いよね」

鳥羽さんは穏やかに微笑んで、身体を重ねて優しく抱き締めてくれた。

一歳上とは思えないくらいの落ち着きぶりだけど、今は鳥羽さんのこの優しさが何より嬉しく感じる。

「力が勝手に入って」

「うん、最初は皆んなそうだよ」

「そっか……」

「うん……時間あるから」

いつもの淡々とした鳥羽さんの声に、気持ちが落ち着いてきた。

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