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白い背中と君の藍
第5章 ローズピンク◇混ざり合う
「え……うん」
何をしようとしているのかは教えてくれないけど、鳥羽さんの手のひらで私たちの体液が混ざり合っている光景には、胸と子宮を疼かせる。
栗の花のような臭いはますます強くなってむせ返りそうだけど、それすら愛おしく思えた。
数秒して鳥羽さんが重ねた手を開く――――。
「出来た……」
「あ……」
そこには半透明がかった『ローズピンク』の絵の具が出来上がっていた。
光に反射して輝く絵の具は、元々二人の体液なのに凄く綺麗だ。
「綺麗ね……」
心から感嘆すると鳥羽さんは口端を少し上げて、手のひらを傾けて
「メグの白い肌に……映えるよ」
「あ!」
手から糸を垂らすように、私のお腹にローズピンクの絵の具を落とす。
ポト……
ポト……
一瞬点になった絵の具は、粘着質なスピードで身体の曲線に沿って、その色を広げていく。
「あ、あぁぁぁ……」
肌をなぞる体液の感触に、異様な悦びが湧いてきた。
ほんの数滴を垂らすと、鳥羽さんは腹部に手のひらを擦り付ける。
膝で支えて上体を少し起して、見てみると
「あ……凄い」
「ね……綺麗だろ」
肌の上に塗りつけられた体液が、花弁が広がっているみたいで――――
まるで満開に咲いた薔薇だった。
何をしようとしているのかは教えてくれないけど、鳥羽さんの手のひらで私たちの体液が混ざり合っている光景には、胸と子宮を疼かせる。
栗の花のような臭いはますます強くなってむせ返りそうだけど、それすら愛おしく思えた。
数秒して鳥羽さんが重ねた手を開く――――。
「出来た……」
「あ……」
そこには半透明がかった『ローズピンク』の絵の具が出来上がっていた。
光に反射して輝く絵の具は、元々二人の体液なのに凄く綺麗だ。
「綺麗ね……」
心から感嘆すると鳥羽さんは口端を少し上げて、手のひらを傾けて
「メグの白い肌に……映えるよ」
「あ!」
手から糸を垂らすように、私のお腹にローズピンクの絵の具を落とす。
ポト……
ポト……
一瞬点になった絵の具は、粘着質なスピードで身体の曲線に沿って、その色を広げていく。
「あ、あぁぁぁ……」
肌をなぞる体液の感触に、異様な悦びが湧いてきた。
ほんの数滴を垂らすと、鳥羽さんは腹部に手のひらを擦り付ける。
膝で支えて上体を少し起して、見てみると
「あ……凄い」
「ね……綺麗だろ」
肌の上に塗りつけられた体液が、花弁が広がっているみたいで――――
まるで満開に咲いた薔薇だった。