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白い背中と君の藍
第7章 ブラック◆消えて…
その質問の意図は何となく察したけど、私の精神状態も限界に近付いていた。
マキコは、何を言っても自分が正しいと思っている。
もう……
この女と話していたくない。
「短大生でバイトしてます。実家暮らしですけど……それが何か?」
言い終わった途端、マキコは嘲るように鼻で笑って肩を竦め、ベッドから立ち上がった。
私の問い掛けには答えずに扉に向かって行く。
あぁ……
やっと終わる。
キツイ香水とタバコの臭いが混ざって気持ちが悪い。
私もこの部屋から早く出よう。
そう思った時――――
マキコは長い髪を靡かせて、こっちに振り向いた。
「親の脛齧ってる癖に生意気言ってんじゃないわよ」
細めた目を冷たく光らせて、私を愚弄した。
「な……何なんですか!」
確かにまだ独り立ち出来ていないけど、そこまで言われる筋合いがあるだろうか。
怒りを露わにして睨み付けると
「孝秀には私以外の人間、絶対描かせないわよ。ご愁傷様〜」
マキコは勝ち誇った顔をして、私に止めを刺した。
マキコは、何を言っても自分が正しいと思っている。
もう……
この女と話していたくない。
「短大生でバイトしてます。実家暮らしですけど……それが何か?」
言い終わった途端、マキコは嘲るように鼻で笑って肩を竦め、ベッドから立ち上がった。
私の問い掛けには答えずに扉に向かって行く。
あぁ……
やっと終わる。
キツイ香水とタバコの臭いが混ざって気持ちが悪い。
私もこの部屋から早く出よう。
そう思った時――――
マキコは長い髪を靡かせて、こっちに振り向いた。
「親の脛齧ってる癖に生意気言ってんじゃないわよ」
細めた目を冷たく光らせて、私を愚弄した。
「な……何なんですか!」
確かにまだ独り立ち出来ていないけど、そこまで言われる筋合いがあるだろうか。
怒りを露わにして睨み付けると
「孝秀には私以外の人間、絶対描かせないわよ。ご愁傷様〜」
マキコは勝ち誇った顔をして、私に止めを刺した。