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白い背中と君の藍
第8章 コーヒー◇優しい気持ち
ドキドキドキドキドキ――――!!
心臓が爆発しそうだ。
今まで私の中では恋愛対象外だった智充先輩と、妙な雰囲気になってきて脈拍が尋常じゃなく早まってくる。
先輩の腕が私の背中をスッポリと包み込んできた。
「せ……んぱい。どうかしたんでしょうか?」
「恵……」
緊張で声が片言の話し方になってしまっている私を先輩は強く抱き締めてくる。
このままだと何か起きてしまいそうな予感がしたけど、先輩の胸の中が凄く温かくて、もう少しこのままでいたいと思っている自分がいた。
昨日までいっきに色々起きて疲れてるんだ。
狡いかもしれないけど、ほんの数分だけ……
先輩の胸に甘えさせて欲しい。
身体から力が抜けて、先輩の身体に委ねるように体重を掛けると
「恵……俺にも声聞かせて」
「え……声? あっ……なに!?」
私を抱き締めたまま先輩は、首筋に顔を埋めてきて肌の上に唇を当ててきた。
ちょっと甘えたつもりが先輩のスイッチを押してしまったみたいだ。
つくづく自分の経験値のなさを呪いたくなる。
先輩の唇が激しく首元に這い出すと、くすぐったさに変な声が出た。
「あぁっ……待って下ぁっ……やんっ!」
心臓が爆発しそうだ。
今まで私の中では恋愛対象外だった智充先輩と、妙な雰囲気になってきて脈拍が尋常じゃなく早まってくる。
先輩の腕が私の背中をスッポリと包み込んできた。
「せ……んぱい。どうかしたんでしょうか?」
「恵……」
緊張で声が片言の話し方になってしまっている私を先輩は強く抱き締めてくる。
このままだと何か起きてしまいそうな予感がしたけど、先輩の胸の中が凄く温かくて、もう少しこのままでいたいと思っている自分がいた。
昨日までいっきに色々起きて疲れてるんだ。
狡いかもしれないけど、ほんの数分だけ……
先輩の胸に甘えさせて欲しい。
身体から力が抜けて、先輩の身体に委ねるように体重を掛けると
「恵……俺にも声聞かせて」
「え……声? あっ……なに!?」
私を抱き締めたまま先輩は、首筋に顔を埋めてきて肌の上に唇を当ててきた。
ちょっと甘えたつもりが先輩のスイッチを押してしまったみたいだ。
つくづく自分の経験値のなさを呪いたくなる。
先輩の唇が激しく首元に這い出すと、くすぐったさに変な声が出た。
「あぁっ……待って下ぁっ……やんっ!」