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白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光
コインパーキングに着いてリモコンキーで鍵を解除する。

ドアを開けると車内には、熱気ある空気が充満していた。

せっかくの料理が傷むと申し訳ない。

車内が少し冷えるまで、エアコンを強めにして空気をひやす。

その間に駐車代を用意しながら孝秀に話しかけていく。

「孝秀のお母さん……凄く優しいね」

「うん……メグ」

「ん〜?」

手のひらで百円玉を数えていたから、気が抜けた返事すると

「今日はありがとう……」

孝秀は穏やかな声で言ってきた。

不意にお礼を言われて、目頭が熱くなってしまう。

「また、来ようね……」

「うん……」

私は目元を拭いながら、車を出発させる。


西日を反射させながら走るエメラルドグリーンの車体が、ガラス越しに眩しく輝いて見えた。

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