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白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光
楽しく時間は過ぎていき、もうちょっと長居をしたかったけど、レンタカーの返却時間もあるから余裕をみて帰ることにした。
「じゃぁ、気を付けて帰ってね」
「うん……これ、ありがとう」
やっぱり料理は余って、タッパーに詰めて持たせてくれた。
「しっかり食べるのよ。孝秀、神経質だから……悩みがあると食べなくなるし」
「う、うん……気を付ける」
こうやって言われていると、孝秀もまだまだ子供なんだなと実感してしまう。
また新たな孝秀の一面を見れて、凄く嬉しくなった。
「恵さんを大事にするのよ」
「えぇ!!」
お母さんの言葉に私が驚くと
「分かったよ……」
孝秀は照れ臭そうに答えて、見慣れない紙袋を持っている手をグッと握っていた。
そして駐車場に向かって行く途中、何度かお母さんを振り返ると、私たちの姿が見えなくなるまで見送ってくれていた――――。
「じゃぁ、気を付けて帰ってね」
「うん……これ、ありがとう」
やっぱり料理は余って、タッパーに詰めて持たせてくれた。
「しっかり食べるのよ。孝秀、神経質だから……悩みがあると食べなくなるし」
「う、うん……気を付ける」
こうやって言われていると、孝秀もまだまだ子供なんだなと実感してしまう。
また新たな孝秀の一面を見れて、凄く嬉しくなった。
「恵さんを大事にするのよ」
「えぇ!!」
お母さんの言葉に私が驚くと
「分かったよ……」
孝秀は照れ臭そうに答えて、見慣れない紙袋を持っている手をグッと握っていた。
そして駐車場に向かって行く途中、何度かお母さんを振り返ると、私たちの姿が見えなくなるまで見送ってくれていた――――。