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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
鳥羽さん何でこんなこと!?
案外臭いはないんだ!
愛液も身体の中から出てるなら、唾液と大差ないのかな?
――――などと、色んなことを頭の中に巡らせていく。
クチュ……クチュ……
最初はパニック気味になってのも、柔らかいキスの感触に気持ちも落ち着いてきた。
鳥羽さんの今までの経験がどんなものかはまだ知り得ないけど、私の体液を躊躇なく舐めてくれたことが自分を受け入れてくれてるみたいで、身体のつま先まで嬉しい気持ちでいっぱいになる。
チュプ……
透明な糸を引きながら、鳥羽さんの唇が離れていく。
「あ……」
「どう?」
どうって……味だよね?
「ちょっと……しょっぱいかな?」
他に何て言っていいのか分からなくて思ったまんまを答えると、鳥羽さんは押し黙ってしまった。
うぅっ!
もっと気の利いたこと言えば良かった!
浮かれていた気持ちが一気に凹みそうになった時――――
「うん、同じ味」
鳥羽さんは嬉しそうにはにかんだ。
「っ――――」
そんな彼の笑顔に、私の心は確実に『恋』の味に嵌っていくのを感じた。
案外臭いはないんだ!
愛液も身体の中から出てるなら、唾液と大差ないのかな?
――――などと、色んなことを頭の中に巡らせていく。
クチュ……クチュ……
最初はパニック気味になってのも、柔らかいキスの感触に気持ちも落ち着いてきた。
鳥羽さんの今までの経験がどんなものかはまだ知り得ないけど、私の体液を躊躇なく舐めてくれたことが自分を受け入れてくれてるみたいで、身体のつま先まで嬉しい気持ちでいっぱいになる。
チュプ……
透明な糸を引きながら、鳥羽さんの唇が離れていく。
「あ……」
「どう?」
どうって……味だよね?
「ちょっと……しょっぱいかな?」
他に何て言っていいのか分からなくて思ったまんまを答えると、鳥羽さんは押し黙ってしまった。
うぅっ!
もっと気の利いたこと言えば良かった!
浮かれていた気持ちが一気に凹みそうになった時――――
「うん、同じ味」
鳥羽さんは嬉しそうにはにかんだ。
「っ――――」
そんな彼の笑顔に、私の心は確実に『恋』の味に嵌っていくのを感じた。